一般向けイベント - 医学史と社会の対話 - Page 3( 3 )

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精神医療時代の芸術のために: 「精神医療と音楽の歴史」講演会参加記 /坂本 葵
 アドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wölfli, 1864-1930)という、世界的に有名なアール・ブリュットの芸術家がいる。統合失調症の診断を受けてから生涯を精神病院で過ごしたヴェルフリは、病室で奇想天外な絵を描き始め、独自の形態語彙でノートを埋め尽くし、詩を書き作曲に没頭し膨大な作品群を残した。さて今年の春、ヴェ...
『病は気から』を病院で読む /鈴木 晃仁(慶應義塾大学)
 SPAC静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center)が、モリエール原作の戯曲『病は気から』を2017年の10月に上演する。その台本を病院で読み合わせる「リーディング・カフェ」に参加した。6月29日の夕刻7時から9時半くらいまで、場所は静岡市の浜本整形外科医院の待合室。  S...
東京都立松沢病院での「私宅監置と日本の精神医療史」展-企画・展示者としての舞台裏からの報告- /橋本明(愛知県立大学)
 2014年度から「歴史理解にもとづく精神保健福祉教育プログラムの開発」という研究をはじめた。その一環として「精神医療ミュージアム移動展示プロジェクト」なるものを行っている。  構想の初期段階で、精神保健医療福祉関係者の何人かにこのプロジェクトについて意見を聞いてみた。「それはいいですね、歴史は大切ですからね」という、...
日本医史学会月例会
日本医史学会は、古くは1892年(明治25年)から始まる、非常に歴史のある医学史の学術団体です。 その医史学会では、原則として、毎月第4土曜日午後2時より、順天堂大学において月例会を開催しています。聴講には制限なし、興味のある方は誰でも参加できるオープンな会です。 詳しくは、医史学会月例会のウェブサイトからご確認くださ...