インフルエンザ - 医学史と社会の対話

Tagged
季節性インフルエンザワクチン接種―医療政策と接種習慣の日米比較  /ジュリア・ヨング(法政大学)
Click here for an English version. >>  日米の医学と社会の歴史の中で、感染症がたびたび発生して広範囲に広がることは大きな特徴である。しかし、今では、有効なワクチンの開発により、伝染病による大流行は比較的まれな現象となった。また、科学や技術が大きな進歩をして、麻疹、ジフテ...
インフルエンザ流行の歴史と公衆衛生の役割 ―“スペインかぜ”と現代― /逢見 憲一 (国立保健医療科学院生涯健康研究部)
 インフルエンザは、エボラ出血熱や天然痘(痘瘡)とは異なり,致命率は高くない疾患です。しかし、それゆえ、通常の“かぜ”感冒と区別しにくいこともあって、近年のわが国でも“予防接種無用論”が唱えられて,学童への集団予防接種が事実上中断された経緯もあります。ここでは、“スペインかぜ”を含むインフルエンザ流行の歴史を追い、公衆...