玉川忠太 - 医学史と社会の対話

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医の資料から広がる世界―広島大学医学資料館『病理学者、原子野をゆく』展から―/久保田 明子(広島大学)
 私は、広島大学原爆放射線医科学研究所附属被ばく資料調査解析部という、長い名前の部署で、研究のほか、アーキビストとしての役割も持っている。アーキビストとは、後世に残すべき記録の評価選別、保存や整理、公開や閲覧にかかわる専門職である。今の職場では、原爆とそれに関する医学についての資料を取り扱っている。  今日、カンボジア...