拒食 - 医学史と社会の対話

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「拒食」の解釈について考える /山田 理絵(東京大学)
1. 社会的行為としての「食」  私たちがものを食べるという行為は、生存のために欠かせない「自然な」行為であると同時に社会的な行為でもあります。例えば、なにをどのように食べるのか、という食事のあり方は歴史的文脈や文化的な規範によって形づくられます。また、人間は特定の食品や食事の形式に特定の意味を与えたりもします。このよ...